医療法人医誠会 医誠会病院脳神経外科・脊椎脊髄外科

くも膜下出血

くも膜下出血はどういう病気?

くも膜下出血はどういう病気?脳動脈瘤の破裂でおこり、1/3は死亡、3/1が後遺症が残る大変怖い病気です。
頭痛が最も多い症状です。
頭痛はよくみかけますが、以下の頭痛は要注意です。

1時間以内にピークに達する頭痛の患者

くも膜下出血はどういう病気?
動脈瘤が破裂し出血する
  • 年齢40歳以上
  • 頚部痛がある
  • 意識消失した
  • 頭痛時になんらかの負荷がある(トイレ、怒ったなど)

すべて該当すると9割はくも膜下出血です。(NEJMより)

通常72時間以内に動脈瘤が再破裂しないよう、開頭手術かカテーテル塞栓術を施行します。

くも膜下出血

動脈瘤を2度と破れないようにするのが主な治療になりますが、開頭クリッピング手術とカテーテル塞栓術のふたとおりがあります。

開頭クリッピング カテーテル塞栓
くも膜下出血
開頭手術を行い、動脈瘤をクリップではさみます
くも膜下出血
カテーテルでコイルを動脈瘤の内側から詰めます
特徴
  • どの動脈瘤でも対応できます
  • 出血が多いときは血腫を除去できる利点があります
特徴
  • 治療できる形がある程度限られます
  • 出血が少ない場合は有利です

当院ではどちらか有利なほうを選択し治療を行います。

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