脳卒中センター

腰部脊柱管狭窄症

脊椎の後方部分には脊柱管と呼ばれる脊髄を囲んでいる骨の管があります。これが腰椎部分狭くなる病態を腰部脊柱管狭窄症といい比較的高齢の方には非常に多いものです。脊柱管が狭くなる原因には、椎間板ヘルニア、骨棘の形成、黄色靱帯の肥厚、腰椎すべり症などいろいろな原因があります。特徴的な症状として、間欠性跛行があります。これは一定の距離(100〜500m)を歩くと下腿や大腿にしびれや痛みが出現し歩けなくなり、少し前屈みで休憩すると症状が軽快し、また歩けるようになるというものです。しかし自転車ではどこまでも行けるという方が多いのも特徴です。このような患者さんには、神経へ分布する血管を広げるよう末梢循環改善剤の内服を開始し、症状の改善が得られない場合には手術治療を考えます。狭窄の原因の大部分は靱帯の肥厚ですから、手術は狭窄している骨の片側(症状の強いほう)を削り、その内側にある肥厚した靱帯を両側摘出します。手術用顕微鏡の使用に慣れているとこのような方法が可能になります。片側のみですから痛みも術後の痛みも少なく、手術創も約4cmと小さくて済みます。術後は4〜7日で退院となります。