脳卒中センター

脊椎脊髄外科、機能的脳外科センター

機能改善をめざした脳外科治療

顔面けいれん

脳幹から顔面神経がでますが、でたところで、前下小脳動脈にあたって圧迫を受け、神経が回路内でショートをおこして一側の顔面がひきつけをおこす病気です。圧迫をとるのはもっともよく治りますが、スポンジを顔面神経と血管の間に詰める必要があり手術になります。

次に血管カテーテルで前下小脳動脈の位置を変える方法があります。
この場合はカテーテルが動脈にはいる場合にのみ治療可能です。


顔面神経と脳血管の関係、ほどんと接するような所を走行している。

ボツリヌス毒素局所注射

顔面を軽度麻痺させることで症状を和らげるものです。術後はやや閉眼がしにくくなります。3ヶ月に1度繰り返し注射をする必要があります。


三叉神経痛

突然虫歯のような痛みが襲ってくる病気で、眼の周辺から上、頬の部分、下顎の部分などにわかれます。基本的には顔面けいれんと同じメカニズムで、三叉神経に上小脳動脈があったって症状がでます。
テグレトールによる治療がもっともよく効きます。ただし薬が効かなくなると治すのは手術しかありません。


低髄液圧症候群に対するブラッドパッチ

診断は結構むずかしく、治療適応になるのはきわめて少ないのが現状です。
これは、脳脊髄液の一部が脊髄の神経に沿ってあるポーチとよばれる袋が破れ、髄液が体内でもれてしまう病気です。
症状としては、朝おきてベッドで横たわっているとなにもほとんど症状がなく、快適ですが、起床して立っていると10〜30分ぐらいで、嘔気、頚部痛、耳鳴り、頭痛などでてくる病気です。また横になると症状が軽快するのが特徴です。
決め手はRIによる脳そう脊髄シンチグラムです。所見としては、RIが24時間以内に脳内より消失する。漏れている脊髄レベルでRIの蓄積があるなどです。
よく交通事故後などで上記症状を訴え来院されますが、当院ではRI検査ができないため、他病院の神経内科等でRIなどでいったん診断をつけていただくことをお勧めします。

治療は本人の血液を脊髄硬膜外に注入するブラッドパッチといわれる方法がもっともよく行われています。この治療は、まれに脊髄損傷などきたすことがあり、100%無害な治療と安易に考えるのは危険です。

もれている部位が特定でき、ブラッドパッチで治らない場合は、手術で脊椎後方より、筋肉やフィブリンのりで詰めたりします。